イモトアヤコさん
先日、結婚を発表したタレントのイモトアヤコさん。
まことにおめでとうございます。
大学在籍中
バラエティー番組の収録で行った
インドネシアのコモド島が
初の海外旅行だったという。
それから100か国以上を訪れた。
番組ロケのために
1年の3分の2は旅行しているとのこと。
松尾芭蕉もうらやましがるような生き方をしている。
父親はテレビ番組で
自分の娘が
コモドドラゴンに追いかけられているのをみて
はじめて芸人をやっていることを知ったという。
当然のことながら最初は反対したとのこと。
海外のロケ先では必ずたくさんの写真撮影をしてくるようで
作品展を開催したこともある。
いろいろな場所に行き
いろいろなものを見て
いろいろなものを食べ
いろいろな人と会ってきた。
そんな彼女だからこそわかることがある。
幸せとは。
「ミャンマーの小さな村でロケをした時に、
合間に地元の子どもたちと遊ぶうち、
2人の男の子と仲よくなったことがあります。
ロケが終わって帰る時に、
彼らはサドルもブレーキもない自転車で
2人乗りの立ちこぎをして、
追っかけてきてくれたんですよ。
ブレーキがないから岩にぶつかって止まって、
転んで笑って。
それで、ミャンマーのお菓子をくれたんですね。
持ってるお菓子を全部。
小学生ぐらいで一番食べたい時期だろうに、
いいのかなぁって思いつつ、
でもせっかくだからいただきました。
お返しにこっちも
日本から持ってきたお菓子をあげたんですが、
切ない感じがしました。
たぶんあの子たちは、
もらったものも村のみんなで分けるということで生きてきた。
一方、私たちは所有することへの安心感で生きている。
すべてを捧げられる心を持ってる子たちが
豊かで幸せなんだろうなあ、ってすごく思いました。
ただ、お金で買える幸せとお金で買えない幸せ、
どっちがいいかは正直、私はわからない。
お金で買える幸せをも知ったうえで、
どっちを取るか自分で選択できるのが一番いいなあとは思います」