アンテナは立っているか
昨日のこと。
ある生徒と話をしていたら
「母とライブに行く」と言っていた。
アーティストの名前を訊いてみたけれど
知らない名前だった。
帰宅後、気になってネットで検索してみたら
BTSのような雰囲気の男性ユニットだった。
なんだかモヤモヤした感覚が湧き上がってきた。
何だろうと考えてみた。
ふと気づくこのような場面のデジャヴ。
これは・・・・・
かつて私の母親がよく言っていた言葉
「最近の芸能人はみんな同じに見えるわね」
と同じではないか!
ローラースケートを履いて
かつて一世を風靡したアイドルグループに
「みんな同じ顔している」と言っていた母に対し
私は「全然違う」と反論していたはずだ。
人間、興味があることならば細かな違いがよく分かる。
でも、興味のないことならば全く分からない。
芸能人に興味があれば分かるのだ。
うちの母親はその当時の流行には
興味がなかったから
芸能人が同じに見えていたのだ。
私だって最近のアーティストに
あまり興味がなかったから
BTSのように見えたのだ。
そもそもBTSだって
最初は注射の名前と勘違いしたくらいだ。
相撲に興味があれば
力士の名前や取り組みの特徴も分かるし
興味がない人にとっての力士は
違いも分からないし
ただの太った人でしかないのだ。
これって
受験もまったく同じことが言える。
興味がない人は
学校なんてどこも同じだと考えてしまう。
公立と私立の違いは学費の違いだけ
さすがに別学と共学は分かるけれど
あとは入学者の学力の違いくらいとしか
認識していない人がいる。
まるで私の母親状態だ。
では、受験に興味がなければ
どうなるだろうか?
それは・・・・・・
勉強に身が入らなくなるのだ。
というよりも
テスト前はさておき
日々の勉強がしっかりとできなくなる。
好き好んで勉強する子どもは少ない。
でも、憧れや目標ができると
日々本気で取り組み始めることができる。
そのためには
受験に興味を持つことがとても大切なのだ。
高校受験において
1年間の中で
志望校選びの
ベストシーズンはいつだろうか。
それは・・・・・・
11月なのだ。
なぜならば
1年間で一番多くの
説明会など
入試イベントが開催されるから。
自分は受験学年じゃないから
まだ早いという人がいるけれど
受験学年でなくとも参加できるものもある。
興味を持つか
興味を持たないかを分けるのは
動くか
動かないか。
そこだけだ。
興味のアンテナを立てて
今すぐに動き始めてみませんか。
次のチャンスは
来年の今ごろなのだから。