よのなかばかなのよ
〇〇の第一人者とか、カリスマとか
そんな言葉を聞くと
相手のことを全面的に
すごいと思ってしまいがちなのは
私だけではないはずだ。
でも、世の中に完璧なんてほとんどないのも事実。
自分の命を預けるお医者さんを考えてみよう。
誰にでもできる仕事であってはいけないから
国家試験の合格者だけが医者になれるけれど
お医者さんのすべてが
全問正解なんてことはない。
合格点を取れたらお医者さんになれるのだ。
鉄のかたまりをスピードを出して運転するのに必要な
運転免許。
あれも試験に合格しなければいけない。
あれだって、誤答しつつ合格した人が
道路上をふつうに走っているわけだ。
学校の先生や塾の先生だって
間違えてしまうことも
知らないこともあるだろう。
意外と「完璧主義者」って多いと思うけれど
知らないことだらけ
誤りもいっぱいあって
「読解できてない」場合だってある。
問題の文を読んでも何が書いてあるか
まったくわからなかった人がいたとしても
「それも、もう織り込み済み」なのが社会なのだ。
「なにを、どうすればそうなるんだ!」
と憤る人がいるけれど
世の中が「全問正解者」ばかりであるはずがないのだ。
だから、もっと肩の力を抜いて
自分を卑下したり
他人のダメを探すのではなく
自分の人生のためになることを
やろう。
楽しく、笑顔で。