やりたいことをやる
子どもたちにはやりたいことができる人生を歩んでもらいたい。
ところが、「やりたいことがない」という子どもが多い。
なぜか。
好きなこと、やりたいことは
他との比較のうえでできていくものだ。
多くのことをやらなければ
めぐりあうことができない。
遊んでばかりいる子どもだったら
「ゲーム」とかふだんやっているものしか出てこないだろう。
「やりたいことをやって生きている」という大人がいる。
でも、よく見ていると
ものすごく多くのことをこなしてきているし
今だって多くのことをこなしている。
その上で
好きなことに情熱を注いでいる人が多い。
雑務の処理能力も高いのだ。
人一倍多くのことをこなしてきたからこそ
自分の好きなこと、やりたいことも
ハッキリと見つけることができる。
ビートたけしさんが
「やりたいことが分からないから勉強するんだ」
こう言っていた。
本当にその通りだと思う。
世の中には無数の学ぶべきことがある。
でも、全部を学びつくすことはできない。
だから、子どもたちのために
数をぐっとしぼって厳選したものが
学校で学ぶ教科だ。
そのラインナップには
「この厳選された中から
キミだけのやりたい何かを見つけ出してほしい」
そんなメッセージが込められている。
だから
全部しっかりと学びつくすべきなのだ。
ココロの扉を開いて学ばなければ
ただのテストのための勉強で終わってしまう。
そんなのはもったいなさすぎる。
そう思わないだろうか。