これ以上ない孝行
肩たたきをして親孝行をしているという塾生がいる。
試しにたたいてもらったら
上手にたたいてくれた。
肩の凝りがほぐれるだけじゃなく
我が子の肩たたきだったら
ココロもほぐれるのだろうなと思う。
慶応義塾大学の塾長も務めた経済学者の小泉信三は
戦時中、出征する息子・信吉に手紙を書いた。
「僕は若し生れ替って妻を択べといわれたら
幾度でも君のお母様を択ぶ。
同様に
若しもわが子を択ぶということが出来るものなら
吾々二人は必ず君を択ぶ。
人の子として両親にこう言わせるより以上の孝行はない」
肩たたきだけじゃ
親にこんなセリフを言わせることはできないだろうけれども
感謝の気持ちを忘れずに
まっすぐしっかり成長してほしい。
そうすれば
きっと
きみを択ぶといってくれるだろうから。


