おむすびがおいしい理由
タブレット学習やAI学習について
いまのところ私の周囲ではあまり良い評判は聞かない。
太宰治の小説に滋味に富んだ興味深い言葉がある。
代表作『斜陽』に描かれた場面。
「おむすびが、どうしておいしいのだか、知っていますか」。
母親が、わが子に語って聞かせる。
「あれはね、人間の指で握りしめて作るからですよ」
たしかにコンビニのおにぎりよりも
人間の指で握ったおにぎりのほうが
断然おいしい。
学習も同じ。
機械だけで完結する学習はコンビニおにぎりと同じ。
人にもよるのだろうけれど
大部分にとって
自分にあっているのは
人間が関与する指導なのだろう。
時代が変われば
技術も進化して
学習スタイルも変化していくだろう。
でも
人が人を教えるという要素は
うちの塾ではなくさずに守り続けていきたい。