いつ、どこでやるの?
イソップ寓話の「ほら吹き」をご存じだろうか。
古代ギリシャに
成績の振るわない五種競技選手がいた。
その彼が海外遠征から戻り
自慢話を始めた。
「ロドス島では
オリンピックの優勝者も及ばない大跳躍をしてきた。
島の人々が証人さ」と。
すると居合わせた一人が言った。
「ここがロドスだ、さあ跳んでみろ」
「論より証拠」と教訓する寓話だが
こんな感想も抱いた。
真剣勝負の主戦場は
「いつか」「どこか」ではなく
常に「今」「ここ」なのだ、と。
今はまだやる気にならない。
ここでは集中して取り組めない。
こう言って
結果的には逃げてしまう人がいる。
いつやるの?
今でしょ。
どこでやるの?
ここでしょ。
今、ここから始めよう。