あんで始まる作品

この半年くらいは

 

鼻唄と言えば

 

ずっと2曲だった。

 

その2曲は番組のオープニング曲。

 

しかし

 

その番組が2つとも先週末で終了してしまった・・・

 

だから、今の私はロス状態だ。

 

 

 

 

2つの番組には共通点がいくつかある。

 

1つは名前。

 

両方とも、「あん」で始まるのだ。

 

ご存じ朝ドラ「あんぱん」と

 

「アン・シャーリー」だ。

 

 

 

 

もう一つはテーマだ。

 

「あんぱん」はアンパンマンの話だけれども

 

古今東西逆転しない正義、つまり不変の価値観とは何か

 

それがテーマだった。

 

そして、たどり着いた答えは

 

正義も悪も関係なく

 

お腹がすいて困っている人には

 

食べ物を与えることだった。

 

 

 

 

アン・シャーリーのテーマに関して

 

象徴的な場面が第1話にある。

 

男の子が欲しかったマシューとマリラのもとに

 

赤毛の女の子アンがやってくる場面。

 

2人とも年を取ったから

 

自分たちの力になってくれる男の子がよかったというマリラは

 

「あの女の子が私たちの何の役に立つのか」と尋ねた。

 

マシューはこう言った。

 

「わしらがあの子の役に立てるかもしれんよ」

 

「マシュー、あの子に魔法でもかけられたのかい」

 

とマリラ。

 

私はアン・シャーリーのテーマはこの場面に

 

すべて集約されていると思う。

 

それは

 

もらうことよりも与えることの方が

 

はるかに素晴らしく尊く

 

そして楽しいということだ。

 

この物語をアンの成長の物語というよりも

 

マシューとマリラの成長の物語として私は観ている。

 

 

 

 

 

 

 

子育てを経験すれば分かることだけれども

 

我が子から何かをもらうことはあまり期待しないけれど

 

何かを与えることでこの上なく幸せな気持ちになれるのだ。

 

もらうことより与えることの方が

 

素晴らしく楽しいということが実感できるはずだ。

 

そして、それは我が子に限らず

 

誰に対しても同じであり

 

あんぱんはそのことを教えてくれていた。

 

 

 

 

 

 

アンは子どもたちを教える道に進む。

 

あんぱんの主人公のぶも

 

子どもたちに絵本を読み聞かせ続けた。

 

塾の仕事だってそうだ。

 

子どもたちに

 

大切なものを与えていけたらいい。

 

私はそう思う。

 

 

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