一日一日
蒔絵師(まきえし)の大場松魚氏は
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「漆聖」と呼ばれた松田権六氏に師事した。
そこで学んだことの一つが、「一日一図案」だった。
毎日一つ、図案を描きとめるように言われた。
1カ月で30、1年で365……
それが1000案にもなれば、良いものが必ずあると。
ある日、大場氏は意気込んで、1日に100案描いてみせた
そうしたら
「数の問題じゃあないんだ、
こつこつ努力した一案が大切なのだ」と、ひどく叱られたという。
調子の善し悪しによらず“毎日一案”描いて、
何もしない日をつくらない。
この地道さが、
後に師と同じ「人間国宝」へと大場氏を大成させたのだろう。
その日の気分にまかせるのではなく、
日々、怠りなく自分を磨き、一歩前に進む。
きょうという一日を大切に、
日々の努力の積み重ねに徹しゆくところに、
前進もあり、
勝利もある。
さて、話題は変わって最近読んだ本の紹介。

1945年、敗戦の年に作者は10歳だった。
10歳の少女にも10歳なりの厳しい戦争があった。
そんな少女の目が見て、感じ取ったそのままの物語。

もう1冊は、ご存じ二十四の瞳。
作品を通して読んだことがなかったので読んでみた。
トンネルの森1945と時代背景はほぼ同じ。
こちらは教師目線だ。
子どもの無邪気さと
教師と生徒の絆はいつの時代も変わらないと思いつつ
戦争ほど残酷なものはないと感じられる作品だ。
感動の傑作。


