読書

「デカンショ」という言葉をきいたことがありますか。

 

昔、学生たちは学校で読書習慣を徹底的に叩きこまれました。

 

「大学生ならば教養として、デカルト・カント・ショーペンハウエルくらいは読んでおかないと」

 

という意味合いの標語です。

 

 

 

この3人のうちの一人ショーペンハウエルは「読書について」という本を書いています。

 

私はこの本に出合うまでは、読書の悪い点について聞いたことも考えたこともありませんでした。

 

しかしこの本の中で、読書をするだけではダメだということがハッキリと書かれています。

 

ショーペンハウエルは、読書をするだけで自ら思索を深めない人々を

 

習字の練習をする生徒が、先生の鉛筆書きの線をペンでたどるようなもの

 

と言って痛烈に批判しています。

 

読書は、他人にものを考えてもらうことである。

 

 

熟慮を重ねることによってのみ、

 

読まれたものは、真に読者のものとなる。

 

 

絶えず読むだけで、読んだことを後でさらに考えてみなければ、

 

精神の中に根をおろすこともなく、多くは失われてしまう。

 

 

読書すること自体を否定しているわけではありませんね。

 

読むだけでなく、自分の頭でしっかりと考えることが大事だと言っているのです。

 

 

 

 

どんな本を読んだらよいのかということも書かれています。

 

良書を読むための条件は、悪書を読まぬことである。

 

人生は短く、時間と力には限りがあるからである。

 

ショーペンハウエルが勧めるのは、とにかく古典です。

 

外山滋比古氏も、古典を「の試練に耐えてきたから」という理由で勧めています。

 

書店に並ぶ本のうち、たった10年後であっても、どれだけの本が読み継がれているか、

 

と想像してみると世の中に読むべき本がどれだけあるのか、と考えさせてくれるでしょう。

 

 

 

全米トップ大学の推薦図書は古典だらけだといっても言い過ぎではありません。

 

世界中の秀才たちの集う大学も、古典から学ぶのです。

 

 

 

ニーチェはショーペンハウエルを「教育者」と呼び、尊敬していました。

 

ロシアの文豪トルストイは『戦争と平和』の締めくくりとして

 

「今私はショーペンハウエルは多くの人間たちの中でもっとも天才的な人物だと確信します。

 

… これは信じられないはっきりと、美しく照らし出された世界です」と絶賛し、

 

大作『戦争と平和』を完結させています。

 

 

 

 

さて、

 

名作と呼ばれる本を読んでみたくなったでしょうか。

 

読んでみるのならば、一度だけでなく何度も読んでみて、

 

自分のものとする読書術をぜひ身につけてください。

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