県立浦和高校2

県立浦和高校のOB佐藤優さんの講演会に参加させていただいた。

 

同校3Fの視聴覚室にて行われた。

 

小学生の保護者対象なので

 

会場は若い保護者が目立った。

 

中学受験をするべきなのか

 

それとも高校受験をするべきなのか

 

そんなことを悩んでいる

 

県内の教育熱心な保護者も多数いただろう。

 

 

 

非常に濃密な時間だった。

 

話し始めたときにすぐ伝わってきた。

 

この講師の物凄い知性と教養と情熱が。

 

冗談抜きにただものではない。

 

 

 

 

浦和高校は

 

埼玉県の中で

 

教師の質などでも

 

別格であることは分かっている、

 

東大合格者は多いけれども

 

東大だけを目指させるような

 

進路指導をしていないことも知っている。

 

以前、教頭先生が

 

東大合格者数にこだわる進路指導をするならば

 

現在の倍くらいの東大合格者数は出るとおっしゃっていたのを

 

思いだした。

 

 

 

ああ、そうだった。

 

全員じゃないけれど

 

浦和高校にもいるんだよね、

 

記憶力と情報処理力と読解力が中学生や高校生の段階で

 

東大の授業についていけるくらいの子が。

 

 

中学受験と言う選択をしないで

 

浦和高校にはいってくる御三家中高レベルの子。

 

 

御三家中高とかは

 

すごいスピードで授業が進み

 

高校課程も早い段階で終わらせるけど、

 

どこかの大学入試に特化したような

 

授業ではなく

 

全部やる。

 

なんでって?

 

それは学び漏れがあると将来困るだろうから。

 

 

 

 

何て言えばいいのだろうか。

 

そう

 

青雲の志

 

浦和高校には「青雲の志」を持った生徒がいる。

 

明治の旧制中学の頃から綿々と続く時代を創ろうという立身出世の気性

 

かつてよりは少なくなったのだろうけれども

 

日本を背負ってたつとか、

 

世界を舞台に活躍しようとか、

 

そんなスケールの大きな志が集まってくる。

 

だから、

 

受験テクニックとか言ってたら

 

人間が小さく

 

せこい考えになってしまう。

 

そういうのを恥じるんだよ。

 

そんな学校って

 

御三家とか筑駒とか灘とかごく限られた学校だけ。

 

だってそれができるのは

 

みんな入学時点から記憶力や情報処理力や読解力などの高い学力があるから。

 

浦和高校もそれをやれている数少ない学校のうちの一つ。

 

 

 

 

 

 

会が終わって

 

少し話をさせていただいた。

 

私が

 

大宮高校理数科も進学実績ではがんばってますよねって

 

言ったとき、

 

大宮高校卒業で

 

活躍されている方をご存じですかっておっしゃられた。

 

理数科に関しても

 

後期中等教育の段階で

 

理数に特化していたら

 

国語と社会が心配だっておっしゃっていた。

 

 

 

なるほど、確かにそうだ。

 

日本の政治を実質動かしているのは

 

事務次官会議だ。

 

そこの最大派閥は

 

3名の浦和高校卒業生閥だ。

 

これはすごいことだ。

 

卒業して20年、30年、40年経った時に

 

ものすごいところで活躍している高校の同級生たちと

 

損得勘定抜きの友情をはぐくむことができる環境

 

これも浦和高校に通う大きなメリットだろう。

 

 

今日の夕飯の買い物に行った

 

ヤオコーっていううちの近所のスーパーの会長も佐藤氏の世代の浦和高校卒業生だ。

 

本当に挙げたらきりがないくらいだ。

 

 

 

佐藤氏が言われていた

 

「受験刑務所」って言葉が印象的だった。

 

朝から補習、毎日テスト、放課後補習、のような学校は増えているし

 

多くのニーズはあると思う。

 

 

 

でも、

 

青雲の志は

 

そこからは生まれないし

 

育たないだろう。

 

 

 

やっぱり浦和高校は今までもこれからも

 

埼玉のトップ校として君臨し続けるのだろうと思った。

 

 

 

最後に

 

佐藤氏がおっしゃっていた、

 

受験勉強のコツを紹介したい。

 

「集中力」✕「時間」✕「合理的計画」

 

限られた時間ならば、集中力と合理的計画で差をつけるしかない!

 

 

 

 

 

 

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