目標

放送作家の野呂エイシロウさんの話を読んだ。

 

非常に共感できたのでここで紹介したい。

 

 

 

大企業への就職活動に失敗した彼が放送作家を目指した理由は、

 

比較的得意な分野でお金が稼げて、

 

かつ楽しそうな職業だと思えたからだという。

 

楽しそうだというのはおまけの理由で、

 

第一義はお金を稼ぐこと。

 

彼が今でもなお放送作家としてせっせと原稿を書く目的は、

 

ヒットを飛ばしてお金を稼ぐことにある。

 

ところが、「放送作家になること」が目的になっている後輩が結構いるのだという。

 

放送作家になることを目的にしてしまえば、

 

放送作家として小さな仕事が来た段階で

 

目的は達成されてしまう。

 

目的が達成されたら

 

その後は大きく伸びていけない。

 

実際に、放送作家としていくつかの番組制作に関わった後

 

すっかり仕事が減ってしまって、

 

わずかな程度の収入しかとれずにいる

 

自称「放送作家」がゴロゴロいるそうだ。

 

 

 

 

医者になりたい。

 

デザイナーになりたい。

 

職業につくことを目的にしている人が、

 

あなたの周りにもいるのではないだろうか。

 

しかし、職業は目的ではなく手段だ。

 

その手段の先にあるものこそ目的なのだ。

 

そこを勘違いしてしまうと、

 

とても不毛な人生を送ることになってしまうと彼は言う。

 

 

 

 

 

受験も同じだ。

 

あなたにとって受験する目的はなんだろうか。

 

〇〇高校に入学すること。

 

入ることを目標にしたら

 

入学した瞬間にかなえられてしまう。

 

 

 

 

ほっと気を抜いているうちに

 

あっという間に時間が過ぎていく。

 

学習はものすごい勢いで進んでいき

 

中学時代と同じような学習をしていると

 

すぐに振り落とされてしまう。

 

 

 

 

 

自分がどんな生き方をしたいのか

 

考えてみることが必要だ。

 

そのうえで

 

短期の目標を立ててみるといい。

 

〇〇高校に入学したいとか。

 

終わったら次の目標をすぐに立ててみる。

 

本当に大切なのは動き続けることだから。

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