挫折

青山学院大学の陸上競技部長距離ブロック監督である原 晋さんの記事にとても共感できたので紹介したい。

 

タイトルは

「日本の社会全体に蔓延る「挫折不足」の大問題
「安全地帯」は子どもにとって本当に良いこと?」だ。

 

そのなかで「未来に続く道を石ひとつ落ちていない

 

綺麗な道として舗装する親が増えてきていると思います」

 

とあった。高校入試でいえば、

 

かなりの安全策を

 

親主導で決めてしまうような感じかな。

 

 

 

 

ある分野で失敗したからといって、

 

他の分野でも失敗するということはありません。

 

むしろ大切なのは、

 

挫折の経験から、自分が勝てるフィールドを見つけ出すことです

 

これは受験というよりも

 

むしろ受験後の話。

 

勉強したらテストの点数が良くなった

 

のように学生時代は努力と結果がある程度比例するから。

 

 

 

 

原監督は「失敗」と「挫折」ということばを明確に使い分けている。

 

曰く、「失敗」とは、現状に甘んじて行動を起こさない、

 

あるいは何も考えず前と同じことをして、

 

結果が出ないことを指す。

 

「挫折」とは

 

自分で目標を立て、

 

そこに向けて必死に努力したけれども

 

それを達成できなかった経験のこと。

 

失敗から得られるものは少ないけれど

 

挫折からは多くのことが得られる。

 

だから、原監督は

 

社会全体に広がっている挫折不足を懸念されているのだろう。

 

 

なりとも挫折を経験した人間は強い。

 

挫折という逆境は自分の弱さに対峙することであり、

 

自分の弱さを認めた人間は、

 

それを乗り越える術はないか、

 

じっくり考えて行動するようになります。

 

たとえ解決しないことがあっても、

 

一度その難題に向き合った経験は、

 

いつしか思考の血肉となり、

 

次のステージに押し上げてくれる力となります。

 

ですから挫折とは強い精神、

 

折れないマインドを作るためのストレッチだと思ってほしいのです。」

 

 

 

 

 

成功するほうがいいに決まっている。

 

けれども成功だけの人生はありえない。

 

だからこそ

 

こどもたちには

 

たとえ成功せずとも

 

失敗ではなく

 

挫折を経験してほしい。

 

https://toyokeizai.net/articles/-/637174

コメントを残す

雑感

前の記事

飛び込め
雑感

次の記事

駅伝