共学と別学

男女別学の学校や男女共学の学校を

 

志望校選びの決め手にする受験生がいる。

 

別学を選ぶ生徒は、

 

異性の目を気にしない学校生活を理想とし、

 

共学を選ぶ生徒は、

 

逆に同性だけでない学校生活を理想とする。

 

一人ひとりの価値観次第なので、

 

正解はない。

 

卒業時に振り返ってみたときに、

 

自分の歩んだ道のりを

 

どう思うのか、

 

強いて言うのならば、

 

その時点でやっと

 

自分の選択がどうだったのか

 

分かるのだろう。

 

 

埼玉県は全国的にも珍しく、

 

公立高校の男女別学が多いのだ。

 

加えて、

 

別学校は伝統ある地域トップ校でもある。

 

これには批判的な声もあるかもしれない。

 

しかし、別学という選択肢が

 

私立高校だけでなく、公立高校にもあって

 

選択の幅が広がると考えてもいいのではないだろうか。

 

 

 

 

 

ある教え子と話していて、

 

こんな言葉が出てきた。

 

「共学校を選んで行ったのだけれども、

 

男女比がアンバランスで、

 

女子が少なかった。

 

同性の人数が少なかったので、

 

男女比が半々くらいの学校が良かったな」

 

 

 

その子は、

 

部活動も頑張ったし、

 

現役で難関大学に合格もできている。

 

立派に成長できたと思えるのだが、

 

男女比のアンバランスは不満だったようだ。

 

 

 

この生徒の言葉から考えるべきことがあると思う。

 

まず本人は、今後の就職などの自分が属する環境選びにおいて

 

男女比という観点を考えることができるようになったのは、

 

とても良いことだと思う。

 

次はバランスの良い環境を考えてほしい。

 

そして、後輩たちは、

 

想像力を働かせて、

 

男女比のアンバランスな学校、

 

バランスの取れた学校、

 

を思い描いてみるといいだろう。

 

志望校選びの観点に

 

加えたらどうだろうかということだ。

 

 

 

 

合格判定において、

 

男女のどちらかを

 

優先させる学校はまずないので、

 

実際に入学してみないと

 

男女比は分からないものだ。

 

しかし、

 

現在の総在籍者に関して調査してみて、

 

男女比をだしてみた。

 

 

あらためて見てみると

 

学校ごとに

 

違いが大きい。

 

 

 

以下にまとめてみたので、

 

ご覧あれ。

 

①男女比のバランスが取れている学校

 

②女子が多い学校

 

③男子が多い学校

 

上記のように①~③で分けている。

 

※公立高校のみ、志木市・新座市・朝霞市・富士見市周辺から

 

通学できる範囲の学校のみ。

 

 

 

 

①男女比のバランスが取れている学校

朝霞西高校

浦和西高校

大宮高校

志木高校

所沢高校

 

 

②女子が多い学校

常盤高校・・・・・女子98%

和光国際高校・・・女子67%

南陵高校・・・・・女子64%

川越南高校・・・・女子60%

蕨高校・・・・・・女子54%

浦和北高校・・・・女子54%

 

 

③男子が多い学校

朝霞高校・・・男子60%

川口北高校・・男子57%

所沢北高校・・男子54%

 

 

 

 

 

いかがだろうか。

 

イメージと違う学校もあっただろうか。

 

アンバランスな学校は

 

男子よりも

 

女子が多い学校のほうが

 

数が多かった。

 

ただし、

 

繰り返しになるが、

 

来春の新入生の男女比は

 

どうなるかはまだ分からない。

 

これはあくまで現状であることを

 

お間違いなく。

 

10月1日に

 

中学3年生の進路希望調査が実施された。

 

その結果は男女別に集計されている。

https://www.pref.saitama.lg.jp/f2203/documents/shinrokibou202010_04.pdf

 

この時期の集計は

 

流動的であるが、

 

男女比をみることができる。

 

次回は12月15日に実施される。

 

この結果はほぼ実際の受験校となる受験生が大半だ。

 

結果は来月発表される。

 

その結果次第で

 

志望校を変えるのも

 

いかがかと思うのだが、

 

志望校を絞り切れていない受験生などは

 

参考にしてみてはどうだろうか。

 

コメントを残す

雑感

前の記事

足元
雑感

次の記事

長い目で