体験しよう

「友情を大切にしよう」と一言で言われるよりも、

 

太宰治の『走れメロス』を読んだほうが、

 

子どもたちは多くの“宝”を手にすることでしょう。

 

時代を超えて読み継がれるような良書は、

 

主人公といっしょにさまざまな出来事や出会いを“体験”することで、

 

人生を豊かにしてくれます。

 

それが「物語の力」です。

 

ドイツの作家エンデの代表作『モモ』は、

 

時間に追われて人間らしさを失う現代人に警鐘を鳴らすファンタジー。

 

しかし、エンデはこう語っています。

 

「教訓話にして受け止めないでほしい」

 

小説家の小川洋子さんは

 

「教訓にしてしまうと、

 

一行くらいで物語を要約することになります。

 

そういう簡単な一行ですませてほしくない

 

という気持だったと思います」と補い説明しています。

 

 

 

「若いころの学習は人生の財産になります」

 

「やらされる勉強でなく、自学できるようになろう」

 

「時間には限りがあるから計画を立てることが重要」

 

「人間は忘れる生き物だから復習をしよう」

 

「受験勉強は早く始めたほうがいい」

 

などなどは

 

一度は同じ内容を聞いたことがあると思います。

 

でも

 

実際に「体験」してこれらのことを実感できた人は

 

それほど多くないと思います。

 

アタマではわかっていても

 

行動ができない人はたくさんいます。

 

進学校に通っている人でさえ

 

「浪人したから成長できた」と言う人は多いのです。

 

経験したことのない教訓をいくつも知っているよりも

 

実際に経験をして得られる一つの経験のほうが

 

人生の財産になります。

 

私は「学習」を通して

 

人生の宝が得られるような「経験」をしてほしいと思って指導しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、話題は変わって一枚の写真の紹介。

 

冬の絶景。

 

見に行きたいな。

 

自然、雪、木、空の画像のようです

 

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