マスク

テレビのCMでのんさんがマスクをつけて宣伝していた。

ネット印刷のラクスル テレビCM】アイテム拡大篇B - YouTube

以前では考えられないやり方だ。

 

でも、見たときに違和感を感じなかったのは

 

マスクをしながら会話をしたり

 

授業をしたりすることに慣れてしまったからだろう。

 

マスクには最初はとても抵抗があった。

 

それまで一度もマスクをつけて授業をしたことがなかった。

 

相手の口の動きや表情を見て話をすることが当たり前だった。

 

今でも声質が似た生徒が近くに座って授業を受けているときなど

 

ときどきどちらが発言したのか分からなくなる時がある。

 

 

 

目は口ほどにものをいうと言うが

 

コロナ禍の始まる前は

 

その言葉の意味が分かったようで分かっていなかったと思う。

 

でも、今は面談などで向かい合っても

 

目を見るしか表情がうかがえない。

 

だから以前よりも目からメッセージを受け取ることができるようになってきた。

 

そんなことにも徐々に慣れてきている。

 

先ほどのCMでも

 

目から表情やメッセージを察することができる。

 

 

 

純白のマスクを楯(たて)として会へり

 

野見山ひふみさんの句だ。

 

コロナ前に詠まれたマスクは、人間関係の盾かもしれない。

 

相手への抵抗や恐れなどがあるときなどは

 

マスク1枚が盾になるというのだ。

 

たしかにそうかもしれない。

 

昔、ドリカムの歌に

 

眼鏡越しの空って曲があった。

 

大嫌いだった眼鏡外せない・・・・・

 

防御壁の役ばかりでごめん・・・・・

 

歌詞の中にそんな言葉が出てくる。

 

この曲のメガネも先ほどの句のマスク同様

 

人間関係の盾だ。

 

 

 

 

確かにマスクをしていると以前よりも

 

目の前の人と距離を感じることがある。

 

それが緊張感を和らげるなどプラスに作用することもあるだろうし

 

伝わらないとなどマイナスに作用することもあるだろう。

 

今年度の入試面接は間違いなくマスクをすることになる。

 

高校入試では一部の学校だけが面接を実施する。

 

面接がある学校を受験予定の人は

 

目と身振りと声でうまく伝えられる練習をするといいだろう。

 

コロナ禍がなければ

 

こんなトレーニングは考えもしなかったはずだけど

 

今後の人生できっと役に立つことだと思う。

 

 

 

明日から始まる保護者会も

 

目と身振りと声で

 

うまく伝えることができるようにしたい。

 

 

 

みんながマスクを外すようになったとき

 

防御壁が取り除かれてしまい

 

少し照れくさい気持ちになるのかな。

 

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