多種多様

アフリカの草原で、

 

キリンとシマウマが群れていることがよくある。

 

背が高いキリンは遠目が利き、

 

背が低いシマウマは近くの危険を素早く察知する。

 

互いの違う特性を生かし、守り合うのだという。

 

 

 

同様の自然の摂理が植物の世界にもある。

 

生態学者の宮脇昭さんによると、

 

台風や地震に負けない1000年続く“強い森”をつくるには、

 

いろいろな種類の木をまぜて植える。

 

そして、多少の“我慢”を強いながら、競争させ、共生させる。

 

これが「生物社会の健全な状態」。

 

「画一化、悪平等は不安定で長持ちしない」とも。

 

 

人間社会にも通じよう。

 

人それぞれ外見も違えば、性格も違う。

 

一人一人の生い立ち、環境、性格……と多種多様。

 

その違いを認め合い、励まし合って前進するからこそ、

 

互いの境涯が磨かれ、開花する。

 

 

桜梅桃李(おうばいとうり)と言う言葉がある。

 

桜(さくら)、梅(うめ)、桃(もも)、李(すもも)は、

 

それぞれが独自の美しい花を咲かせるという意味だ。

 

 

 

合格することを「サクラサク」とあらわすことがある。

 

たしかにサクラは日本を代表する美しい花であり、

 

人々から愛されている。

 

だが、あえて言わせてもらうと、

 

サクラに限ることはない。

 

桜梅桃李なのだ。

 

いや、「タンポポサク」だっていい。

 

 

桜、梅、桃、李、タンポポは、いずれも春の花。

 

厳しい冬を越え咲く花は、どれも美しいのだから。

 

 

 

 

 

受験生たちの花は突然咲くわけではない。

 

種をまき、

 

水を与え、

 

肥料も与え、

 

手間をかける必要もある。

 

いろいろな進路がある。

 

どれがよいのか答えは一つではない。

 

あえていうならば、

 

答えは入学後の自分が作り出すもの。

 

3年後に自身がどう思うか次第なのだ。

 

その日を目指し、励まし合い進んでいこう。

 

 

 

 

 

 

さて、話は変わって歯の話。

 

うちの生徒で、

 

歯がぐらぐらしていた生徒がいる。

 

次回の授業時には抜けているかな。

 

さて、抜けかけている乳歯をどうするか、

 

私は抜けるまでほおっておいたり、

 

いじっているうちに抜けてしまった記憶があるのだが、

 

この女の子は面白い抜き方をしている。

 

抜ける前後の表情の違いが何とも言えない。

 

😆😆😆😆

Sona Kyurekhyanさんの投稿 2020年8月28日金曜日

 

 

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